
鏡を見るたびに気になってしまう白髪、、、これから増えていくのかと思うと、とても落ち込みますよね。白髪の予防をすることも大切ですが、本音を言うと、改善までできたらいいなと思ってはいませんか?
白髪を改善するためには、なによりも体の健康が大前提。体の健康なくして、白髪を改善することはできません。この記事でご紹介する、毎日続けられる6つの習慣を意識することで、心と体を健康にすることができ、すでに白くなっている髪の毛も、黒髪に復活させることができます。
白髪は諦める必要はありません。予防はもちろん、もう一度美しい黒髪を手に入れましょう。
体の健康なくして、白髪は改善できない
髪の毛は元々、すべて白髪でできています。その白髪に色をつけているのが、毛根にある「メラノサイト」という色素工場。頭皮から出てくるときに、髪を黒くしています。
けれど、体の中が不健康になっていると、メラノサイトまで質のいい栄養が届かずに、働きが弱くなり、だんだんと色をつけられなくなっていきます。とくに、髪の毛は、生きていく為にどうしても必要という部分ではないので、まずは生きていく為に必要な、「心臓」や「脳」ばかりに栄養が運ばれ、髪の毛の栄養は後回しになりやすいのです。
つまり、白髪を改善するには、体の中が健康な状態であることが何よりも大切。メラノサイトまでたっぷりの栄養を送り届けることができ、もう一度健康的な黒髪に復活させることができます。
白髪を改善する為の6つの習慣
これからご紹介する6つの習慣を続けることで、健康的な体へと回復していき、すでに白くなっている髪の毛も、黒髪へと改善することができます。毎日続けて、美しい黒髪をとりもどしていきましょう。
①頭皮マッサージで頭皮を柔らかくする
頭皮にはたくさんの筋肉があるのですが、普段パソコンなどで目を酷使していたり、テレビばかりを見てあまり表情を動かすことが少ないと、だんだんと頭の筋肉も凝り固まってしまいます。
頭皮は畑と同じ。ふわふわに柔らかくなっている人は、栄養も行き届きやすく、メラノサイトも若々しくて元気です。けれど、頭皮が疲れていたり、硬くなっていると、栄養がうまく行き届かずに、だんだんとメラノサイトの元気もなくなってしまいます。
白髪の改善には、頭皮の柔らかさが大切です。栄養を届ける為にも、頭皮の筋肉をマッサージして、柔らかい頭皮にしていきましょう。
今すぐ実践!
- 手のひらで頭皮をつかむ
- 頭皮の側を滑らせるイメージで、顔回りの生え際から、頭のてっぺんに向かって手のひらをスライドさせる
- 1回につき、10回繰り返す。朝と晩の1日2回が理想。
②「太陽」と「生活のリズム」を合わせる
(画像:Ajnagraphy’)
朝日が昇ったら起きて、太陽の光を浴び、日が沈んだら眠る。そんな自然の一定のリズムの中で、私たちは生きています。そのリズムに合わせていきていれば、ストレスなく、心地よい、健康的な毎日をおくることができます。けれど、そこを忘れて、自分のスケジュールに追われて自然とかけ離れた生活をしていると、疲れたり行き詰まったりします。
体を健康的に保ち、白髪さえも改善していくには、自然のリズムに合わせて、つねにコンディションのいい体を保つことが大切です。夜更かしをして、眠る時間が短いと、次の日「なんか体がだるいな」「なんか元気が出ないな」なんて、体のコンディションも悪く、ストレスも溜まりがち。
心と体の健康を保つための理想の睡眠時間は、1日約7時間。そして、メラノサイトの修復が一番活発になる、「22〜2時」の間に眠るのが、白髪の改善には理想的です。
今すぐ実践!
- 「1日7時間」の睡眠を意識する
- 朝でもできる作業は朝に回し、「22〜2時」の間の睡眠時間を、できるだけ多く確保する
③毎朝、部屋の掃除をする
(画像:Aurimas Adomavicius)
白髪の改善には、体をしっかりと動かし、血の巡りを良くしておくことが大切です。けれど、毎日の行動を振り返ってみると、エスカレーターやエレベーターなどの乗り物が多く、日中も立ちっぱなしの仕事や、デスクワークなどで、なかなか体を「動かす」という機会が少ないですよね。
運動というと、ジムやスポーツをイメージされるかもしれませんが、じつは、白髪を改善するための運動は、そんなに難しいことをする必要はありません。むしろ、激しい運動をしすぎてしまうと、体が疲労し、反対にメラノサイトが老化しやすくなります。
白髪を改善しやすい運動とは、呼吸の上がらないような、ゆったりとした軽い運動です。たとえば、毎朝部屋の掃除をしたり、エスカレーターではなく、階段を使ったりするなど、普段見落としている「運動」はたくさんあるものです。
普段の生活の中でできるだけ体を動かすだけで、体中の血流を良くすることができ、メラノサイトへ栄養を運べるようになり、白髪を改善しやすくなります。
今すぐ実践!
- 毎朝10分早く起きて、部屋の掃除をする
- 乗り物を使わずに、階段や徒歩で、できるだけ体を動かす
④1日2食にして食べすぎをやめる
食べることは、体の健康を維持する為にもとても大切なことです。けれど、それと同時に、「食べて」「消化して」「吸収する」というプロセスは、あなたの想像以上に、体はとても大変な思いをしています。食べ過ぎるほどに、胃腸はつねに動き続けなければならず、クタクタに疲れてしまい、体力を消耗し、だんだんと体が老いていきます。体が老いれば、当然メラノサイトも衰えてしまい、だんだんと白髪の量も増えていきます。
体の老化を予防し、若さを保つためには、胃腸の働きを必要最低限におさえること。つまり、必要最低限だけを食べることが大切です。
戦前までは、1日2食だった日本人。本当に栄養のあるものをいただいていれば、1日1食でも十分なほどです。たまには胃腸にもお休みの時間を与えて、リラックスさせてあげましょう。
今すぐ実践!
- 朝:食べないことが基本。どうしてもの時は、消化のいい果物をいただきます。
- 昼:胃腸をならす為に、消化のいい野菜中心のヘルシーな食事を心がけましょう。
- 夜:栄養たっぷりの「野菜メイン」の食事に合わせて、米・肉・魚も3割の割合でいただく。
⑤呼吸は深くゆっくりと
ふだん呼吸を意識することはなかなかありませんよね。呼吸を丁寧にすると、血管がポンプのように伸縮し、メラノサイトまで栄養を届けやすくなります。さらに、息を吐くことで体にとって「いらない物」を吐ききり、「新鮮な空気」を体の中に循環させることができます。
このように、呼吸による体への影響は、想像以上におおきいものです。
正しい呼吸をするには、まずは息を「吐ききる」ことから意識しみてましょう。息を全て吐ききることで、あとは意識をしなくても、自然と空気を取り込むようになります。
深くしっかりとした呼吸をしている人は、1分間に3回ほどしか呼吸をしません。1分間に10回以上呼吸をする人は、浅い呼吸になっている証拠。まずは、1分間に5〜7回ほどの、深い呼吸をできるように意識してみましょう。
今すぐ実践!
- 鼻から軽く息を吸う
- 口からフーッと息を吐いていき、「ハッハッハッ」と最後の最後まで息を吐ききる
- 吐く息がなくなったら、鼻から思い切り息を吸う
- 1〜3を10回繰り返す(朝と晩の1日2回)
⑥心の整理整頓をしてストレスの影響を避ける
人はストレスを感じると、気付かないうちに体に力が入ってしまい、血流が滞りやすくなります。すると、メラノサイトへも十分な栄養が届かずに、働きが弱くなっていきます。だからといって、ストレスは悪いことばかりかと言われると、そんなことはありません。
たとえば、「ストレスはいけない」と思い、ストレスを避けてばかりの生活をしていれば、だんだんとストレスに対しての免疫が弱くなり、少しのことでも落ち込んでしまったり、イライラしてしまったりと、ストレスに対して免疫のない心になってしまいます。
ストレスは筋トレと同じ。あなたなりにストレスを一つ一つ乗り越えることができれば、少しずつ心が鍛えられ、結果的に白髪として影響のでないほど、強くて丈夫な心を手に入れることができます。
下記の記事では、ストレスによる白髪の改善策をさらに詳しくご紹介しています。心を鍛えて、白髪に影響の出ない「悩み上手」になりましょう。
「ストレスは怖くない!白髪を黒髪に改善するための3つの秘訣」
今すぐ実践!
- 良く眠る:脳は眠っている間にあなたの「感情」や「情報」を整理整頓してくれています。軽いストレスなら眠るのが一番。1日7時間睡眠を意識するだけでも、効果を実感できるはずです。
- 日記を書く:紙に自分の感情を書くことで、客観的に自分の置かれている状況を見ることができ、どう乗り越えていくかの答えを出しやすくなります。迷ったとききこそ、頭で考えるのではなく紙に書き出す。なかなか改善できないストレスを解決するためのとっておきの秘訣です。
変化はゆっくりと、でも確実に
黒髪に戻るときは、白髪の途中から、だんだんと髪が黒く戻っていきます。
けれど、すぐには結果は表れません。体が新しく生まれ変わるのには、肌は28日周期、動脈は2〜3週間、骨は6ヶ月〜1年ごとに、少しずつ時間をかけながら生まれ変わっていくからです。
白髪の改善には時間が必要ですが、この6つの習慣を意識することで、しだいに肌ツヤも良くなり、健康的な体を手に入り、あなたの魅力がさらに増していきます。焦らず、コツコツとあなたの生活を丁寧に過ごしていきましょう。白髪の改善はもちろん、それ以上に得られるものは大きいはずです。
まとめ
白髪を改善する為の6つの習慣
- マッサージで頭皮を柔らかくする
- 「太陽」と「生活のリズム」を合わせる
- 毎朝、部屋の掃除をする
- 1日2食にして食べすぎをやめる
- 呼吸は深くゆっくりと
- 心の整理整頓をしてストレスの影響を避ける