睡眠時無呼吸症候群か判断するための9つの症状チェック

ちゃんと眠っているはずなのに、何かだるい…。そんな、睡眠時の不調の一つに「睡眠時無呼吸症候群」という症状があります。あなたも、「もしかしたら…?」と悩んでいませんか。

睡眠時無呼吸症候群は、息苦しくて夜中に何度も目が覚めてしまったり、眠っても眠っても疲れが取れないような『自覚症状がある場合』と、自分ではなかなか気づけずに見過ごしてしまう『自覚症状がない場合』があります。

そのため、睡眠時無呼吸症候群だと気づかないまま、「だるいのは自分のせいだ…」と思い込み、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。睡眠時無呼吸症候群だとわかれば、対処法も明確にすることができます。

そのためにも、この記事では、あなたが睡眠時無呼吸症候群になっているかどうかを判断するための「9つの症状チェック」をご紹介します。いますぐあなたの睡眠不調の原因を確認していきましょう。

睡眠時無呼吸症候群か判断するための9つの症状チェック

睡眠時無呼吸症候群とは、その名の通り、睡眠時に『無呼吸状態』になる症状です。

これから、睡眠時無呼吸症候群の9つの症状をご紹介します。あなたにもあてはまることがないか確認をしていきましょう。

1つでも当てはまれば睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いですが、セルフチェックで正確に判断することはできません。最終的な判断は、睡眠外来での検査をお勧めします。

  1. いびきをかくことがある
  2. 睡眠中に寝苦しくなり、目覚めることがしばしばある
  3. 夜中に何度もトイレに行く
  4. 寝汗をかく
  5. のどが痛む・乾燥する
  6. 頭が重い、頭痛、だるさなどがある
  7. 寝つきはいいが熟睡感がない
  8. 集中力や判断力が低下したと感じる
  9. 疲労感・だるさ・倦怠感を感じる

睡眠中の症状

ベッド

1:いびきをかくことがある

睡眠時無呼吸症候群は、のどの奥の気道がふさがってしまうことで無呼吸、または低呼吸状態になります。

気道のわずかな隙間から呼吸をするため、いびきをかくようになります。いびきが止まっている時は、落ち着いたのではなく、呼吸がとまっている可能性があります。

2:睡眠中に寝苦しくなり、目覚めることがしばしばある

睡眠時無呼吸症候群は、眠っているときに窒息状態におちいります。極限状態までなると、生命維持として突然目が覚めます。

自覚症状がある場合もあれば、目を覚ましていることに気付いていない場合もあります。

3:夜中に何度もトイレに行く

睡眠時無呼吸症候群は、頻尿を伴うことがあるようです。

原因として、「無呼吸⇒心臓に負担がかかる⇒循環血液量を減らそうとして利尿ホルモンが出る⇒頻尿になる」と考えられます。

特別医療法人春回会 井上病院『SASの音』引用

つまり、無呼吸になると心臓に負担がかかってしまうため、尿を出して体内の血液量を減らし、これ以上心臓に負担がかからないように働くようです。

4:寝汗をかく

睡眠中に 無呼吸になっている人は、寝苦しさから寝返りをたくさん打つようになることで、寝汗をかく場合があります。

寝起きの症状

自然1

5:のどが痛む・乾燥する

夜間に窒息したり、激しいいびきをかくことで、喉に大きな負担がかかり、寝起きにのどに痛みを感じることがあります。また、呼吸がしづらいために口呼吸になり、のどが乾いて痛みをともなうケースもあります。

6:頭が重い、頭痛、だるさなどがある

無呼吸になり、酸素をうまく取り込めていないと、体中に疲労物質や乳酸などが滞り、寝起きに激しい疲労感やダルさを感じるようになります。 

7:寝つきはいいが熟睡感がない

無呼吸になると、通常よりも酸素をとりこむ量が少なくなり疲れも残りやすく、起きた時に熟睡感がありません。

日中の症状

頭を抱える女性

8:集中力や判断力が低下したと感じる

無呼吸によって疲れが取れないことから、日中は集中力や判断力が低下することがあります。

9:疲労感・だるさ・倦怠感を感じる

眠りが浅いと、疲労を回復することができずに、日中に疲労感・だるさ・倦怠感を感じるようになることがあります。

家族やパートナーにも確認をしてもらおう

友達

睡眠時無呼吸症候群のメインとなる症状は、眠っているときにおこります。そのため、多くの人はその自覚症状がない為に、「まさか自分が…」と判断が遅れます。

12のチェクリストであてはまる症状がある場合は、あなたの睡眠状態を家族やパートナーに確認してもらうことで、その不調の原因を明確にできるようになります。

協力者を得ることが難しい場合は、自分の眠っているところをビデオで撮影するか、音声だけでもとるようにしてみましょう。

チェック1:1時間に10秒以上呼吸がとまることが、何回ありますか?

睡眠時無呼吸症候群と診断される基準は、「睡眠時の呼吸の状態」です。

どれだけ毎日体調がわるくても、睡眠時にきちんと呼吸をしていれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されることはありません。その場合は、「睡眠の質」が低下している可能性が高いです。

反対に、1度でも呼吸が止まってしまうことがあれば、睡眠時無呼吸症候群の疑いがつよくなります。

チェック2:その他の睡眠障害の症状はありませんか?

睡眠障害の多くは、他の人から見れば一目瞭然な行動をとっているのに、当の本人は気付いてないことがほとんどです。

協力さえ得ることができれば、すぐに判断ができるので、1度でいいので確認をしてもらいましょう。

睡眠時遊行症(すいみんじゆうこうしょう)

  • 特徴的な症状:眠っている間に無意識のうちに行動してしまう

睡眠時遊行症は、眠っているときに無意識の状態で起きて、歩いたり様々な行動をとる症状です。自分でベッドまで戻り、再び眠りはじめます。当人はその間の出来事をまったく記憶していません。眠ってから1〜3時間の時に発生しやすい事が分かっています。

夜驚症(やきょうしょう)

  • 特徴的な症状:眠っているときに、叫び声を上げたり、怖がった表情をみせる

夜驚症とは、睡眠中に突然起き出して、叫び声をあげたり、怖がった表情をみせる症状です。数分〜十数分のあいだ、この症状が続きます。目覚めた時に本人はそのことを覚えていないことが多いようです。

レム睡眠行動障害

  • 特徴的な症状:夢で見たことと同じ行動をとってしまう。

通常であれば夢で見たことを行動に起こすことはありませんが、何らかの原因で筋緊の緊張がとけてしまい、夢で見たことをそのまま行動に移してしまう症状です。当の本人は覚えていないことが多いようです。

ナルコレプシー

  • 特徴的な症状:(本人に自覚のある)金縛り・幻覚・幻聴

通常であれば、ノンレム睡眠(脳の休息の時間)の後に、レム睡眠(体の休息)がきます。しかし、ナルコレプシーは、入眠直後にレム睡眠(体の休息)が発生してしまい、金縛り・幻覚・幻聴の症状があらわれます。この症状は、本人にも自覚があります。

最終ジャッジは専門機関で

病院

自分ではある程度確信できていても、最終判断は病院でおこないましょう。より確実なジャッジができるので、あなた自身も安心できるはずです。

「どんな大ごとになるんだろう…」と不安になるかもしれませんが、じつはそんなに特殊な検査をするわけではありません。自宅で睡眠状態を確認できる「小型機械」もあり、気軽に検査をすることができます

専門機関の見つけ方

「睡眠時無呼吸症候群 検査 (地域)」で検索すると、最寄りの睡眠障害をあつかっている病院が見つかります。

費用の相場

自宅に持ち帰ってできる簡易検査:¥3000前後
1泊の入院検査:¥20000前後

検査の流れ

  1. 問診をします。
  2. 睡眠時無呼吸症候群が疑われたら、小型機器を自宅に持ち帰り、ひと晩検査をします。
  3. 機械を病院へ持っていき、検査結果を聞きます。
  4. 睡眠時無呼吸症候群であれば、原因や度合いを判定する為に、1泊の入院検査をする場合があります。

睡眠時無呼吸症候群は誰にでも起こりうる

睡眠時無呼吸症候群は、男性や肥満の人に多いイメージですが、実際には、幼い子供や、細身の女性でも睡眠時無呼吸症候群に悩んでいる人もいるので、油断はできません。

老若男女におこる症状ですが、多くの場合、共通して顎が小さい人が多いといいます。アゴが小さいと、舌がうまく収まらずに、仰向けに眠ることで、気道をふさいでしまい、呼吸がしづらくなることが原因だと言われます。

また、アゴの小ささに加え、さまざまな影響が引き金になることで、睡眠時無呼吸症候群を発症する場合があります。

  • 子供に多い扁桃腺の腫れ
  • 疲労によって首周りの筋肉が硬くなっている
  • のどの周辺についた脂肪が気道を狭くしている
  • 閉経後の女性ホルモンの乱れによる影響
  • アゴの関節が弱り、アゴが後退している
  • 鼻づまりやアレルギー性鼻炎による口呼吸

詳しい睡眠時無呼吸症候群の原因については下記の記事でご説明しています。あなたにも当てはまることがないか、確認をしておきましょう。

睡眠時無呼吸症候群の原因|肥満だけとは限らない6つの真実

確信したら早めに改善に向けて動こう

睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に窒息状態になっていることで、心臓や脳に酸素が供給されず、大きな負担がかかり続けます。

その負担が蓄積することで、心筋梗塞・心臓突然死・脳卒中を引き起こすと言われています。

睡眠時無呼吸症候群の人は、無呼吸がない人と比較して、発症率はそれぞれ、心筋梗塞は六・九倍、心臓突然死は二・六倍、脳卒中は三・三倍に上るという調査もあります。

虎の門病院 睡眠呼吸器科部長 成井浩司『快眠力』p.112 引用

睡眠時無呼吸症候群は、完治が難しく、一生付き合っていくものだと考えられていますが、幼い頃から自覚しているのならまだしも、数年前までは「気持ちよく眠れていた時期」があったのであれば、正しい対処をしていけば改善できる可能性もあります。

そのためにも、睡眠時無呼吸症候群は、早めに気付き、早めに対処をしていくことが大切です。

まとめ:健康的な眠りを取り戻そう

今までは、理由のわからない睡眠不調に、出口の見えない不安を抱えていたかもしれません。しかし、この記事で自分と向き合うことのできたあなたなら、かならずその悩みを乗り越え、生まれ変わったような毎日を送ることができるはずです。

睡眠時無呼吸症候群の改善策については、下記の記事を参考にしてください。心地よい眠りを取り戻していきましょう。

睡眠時無呼吸症候群の8つの対策|ダイエット以外の選択肢

この記事の参考文献

  • 虎の門病院 睡眠呼吸器科部長 成井浩司 2014 『快眠力』
  • ウィリアム・C・デメント 2002 『ヒトはなぜ人生の3分の1も眠るのか?』

 

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