鵞足炎とは|膝の痛みが教えてくれるSOSのサイン

病院で「鵞足炎」と診断され、「この難しい名前の鵞足炎ってなに?」「使いすぎと言われたけど、どうしてわたしと同じように走っている仲間は痛くならないの?」と不安に思っていませんか?思うように動けないことに焦ることもあると思います。しかし、鵞足炎はその焦りがさらに痛みを引き起こします。

鵞足炎は、あなたに今の自分の体を見直してほしいという1つのサイン。ここでは鵞足炎とはそもそも何なのか、症状や原因、今すぐできる改善法について、お伝えしていきます。

まずは鵞足炎について、正しい知識を身につけていくことが、改善への第一歩。あなたが抱えている不安や疑問を1つでも多く解消して、改善へと近づいていきましょう。

鵞足炎は膝の筋肉からのSOSサイン

鵞足炎という名前を聞いて、あなたはどう思いましたか?「鵞足炎ってどんなけがなんだろう」「難しい名前だな」「改善できるけがなのかな」さまざまな不安や疑問が、浮びあがったと思います。

鵞足炎は、膝の内側が痛むという症状があります。あなたも、歩いているときや走っているとき、もしくは何もしていなくても膝の内側の痛みが気になり、病院に行ったのではないでしょうか?

この「膝の内側」というのは、縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はっきん)、半腱様筋(はんけんようきん)という3つの筋肉がくっついている部分のことで、その部位の筋肉のつきかたが「鵞鳥の足」のようなかたちをしていることから、そこを「鵞足」と呼んでいます。

この「鵞足」は、スポーツをするときに、よく使われる筋肉の集まりです。走るとき、ボールを蹴るとき、ジャンプをするとき、膝を曲げて勢いをつけるときなどに使われています。また、スポーツだけでなく鵞足は立ったり、座ったりなど、日常生活での、股関節や膝を動かすために、たくさん使われています。

鵞足部

鵞足炎写真

この鵞足と、膝の骨がこすれあうことにより、痛みは発生してしまいます。鵞足炎になる方は、陸上やサッカー、バスケットボールなど、膝を曲げ伸ばしするスポーツをしている方に多いと言われていますが、そのスポーツをしていても鵞足炎にならない方もいます。その違いは、日常生活の姿勢や動き方、筋肉の使い方が、原因として考えられます。鵞足炎の痛みは、あなたに自分の体を見直してほしいという、膝の筋肉からの大切なSOSサインなのです。

1.「どこ」に「どんな」痛みがでているか確認してみましょう

観察体に不調を感じるときは、その痛みを消そうとすることよりも、まずはしっかりと観察し体の状態を知ることが大切です。体のどこの筋肉が痛くなっているのか、どのような動きをしたときにどこが痛むのかを理解しておくと、原因を明確にしやすくなり、改善していくための参考になります。

あなたも当てはまるポイントがないか、チェックしてみてください。

【痛む箇所、触ったときに分かるポイント】

  • 膝の内側、膝のお皿の裏あたり、奥深くが痛む
  • 痛みのあるところを触ると「グーグー」と音が感じられる
  • 膝が引っかかる感じや、ロックされて動かなくなるときがある
  • 痛みのあるところに、腫れがあったり、熱をもった感じがする
  • 痛みのあるところを押すと、痛みがある

これらの症状が1つでも当てはまる場合は、鵞足炎の可能性が高いです。

特徴としては、「膝の内側」が痛むこと。運動をしているときに、痛みがでることが多いですが、ひどくなると、何もしていなくても痛みを感じることもあります。ひどくなるのを防ぐためにも、次はこのような痛みがどのような動きをしたときにでやすいのか、お伝えします。

【日常生活の動きでわかるポイント】

  • 階段の上り下り
  • 寒い日に歩く(体が冷える)
  • 長い距離を歩く
  • 正座の姿勢
  • トイレや落ちたものを拾うときなどの、しゃがむ動作
  • ぐっと膝を伸ばしたとき
  • 歩いていて、急な方向転換をしたとき
  • あぐらの姿勢
  • ジャンプ(踏みこむときと着地のとき)

鵞足炎の痛みは、このような動きででることがあります。痛みがでるのは「膝の内側」です。また、痛みがひどくなると、正座やあぐらの姿勢ができなかったり、それらの姿勢から立ちあがろうとしたときに、痛くて立ちあがれないときもあると思います。

このような動きをして、痛みが感じられたときは、無理にやろうとせず、必ずやめるようにしてください。 

ランナー

鵞足炎になり、思うように体が動かせないとき、周りがスポーツを楽しんでやっている姿を見て、「使いすぎが原因なら、どうして他の人は鵞足炎にならないの?」と、一緒にスポーツや部活動をやっている仲間を恨む気持ちや、不安な気持ちもでてきますよね。

鵞足炎は「ランナーに多いけが」と言われていますが、「走りすぎ」「使いすぎ」だけが原因ではありません。鵞足炎は、あなたの普段の姿勢や、筋肉の使いかたが関わっています。ですから、今の姿勢や、動きを見直し、あなたの体にとって正しい姿勢にしていくことで、鵞足炎は必ず改善できます。

2.毎日の姿勢の積み重ねが原因の1つ

鵞足炎の原因の1つである「姿勢」。この原因となる姿勢は、大きく分けて4タイプあります。あなたがどのタイプなのかは、屈伸で判断することができます。

まずは、その場で屈伸をしてみてください。変に意識をしたり、力をいれることなく、いつもあなたがやっている屈伸を行ってください。そのとき、あなたのつま先と膝はどちらの方向に向いているでしょうか?

  1. 「屈伸したときに、膝が外側に向き、つま先も外側に向いている」
  2. 「屈伸したときに、膝が内側に入り、つま先も内側を向いている」
  3. 「屈伸したときに、膝が外側に向き、つま先は内側を向いている」
  4. 「屈伸したときに、膝が内側に入り、つま先は外側を向いている」

あなたはどのタイプでしたか?

実は、鵞足炎の原因の1つは、普段の「つま先の向き」と「膝の向き」が大きく関係しています。これらの4タイプはそれぞれ、体の筋肉に負担がかかって、体が疲れてしまったり、鵞足の筋肉と膝の骨がこすれあったり、筋肉の引っ張りを強くしてしまい、筋肉が休む余裕がなくなってしまうことから、鵞足部が耐えられなくなり、痛みがでてしまいます。

3.痛みの理由は姿勢のさが引きおこす筋肉の硬さ

筋肉

鵞足炎の原因の2つ目として、「筋肉の硬さ」があります。ランニングやスポーツ、また日常生活の中でも、無意識に筋肉を硬くしてしまう動きをしていたり、緊張を起こしやすい動きかたをしていることが、原因として考えられます。

 さきほど説明した4タイプの姿勢も、普段からその姿勢をしていれば、常に筋肉に負担がかかったり、筋肉の引っ張りを強くしていることになります。

 ここでは、簡単に説明しましたが、あなたが鵞足炎になった原因は、下記の記事に詳しく書いてあります。こちらもぜひご覧ください。

4タイプから判断できるあなたが鵞足炎になってしまった原因

毎日の姿勢の意識で鵞足炎は改善できる

希望

鵞足炎の改善方法には、「膝と足の向きをまっすぐにすること」があげられます。屈伸するとき以外にも、階段の上り下り、歩くときなど、普段から膝とつま先がまっすぐになるよう、意識して過ごしてみてください。この姿勢を意識して過ごすことは、筋肉が硬くなるのを防ぎます。自分の体にとって、正しい姿勢で生活することで、体への負担が軽くなるからです。

 姿勢を意識して過ごすことは、今からだれでもできる改善方法です。しかし、姿勢を意識するだけでは、完全に鵞足炎を改善することはできません。鵞足炎になってしまった方は、筋肉が硬くなった部分や、緊張を完全にとくために、筋肉を柔らかくするためのストレッチや、マッサージ法などが必要となります。その方法は、今後書いていきますので、少々お待ちください。

まずは、毎日の姿勢の意識でどれだけ自分の体が変化していくか、試してみてください。

 鵞足炎改善のために今すぐできる3つのステッ

鵞足炎の原因である「姿勢」「筋肉の硬さ」について説明してきました。鵞足炎の改善に近づくためには、「あなた自身の意識」が、とても大切になってきます。

ステップ1.まずは無理をせず休むこと 

休憩

 
「膝が痛いけれど、ここでやめたら自分に負けた気がするから嫌だ!」「周りが頑張っているのに、わたしだけ休むわけにはいかない!」「せっかくレギュラーに選ばれたんだ。ここで休んだら先生に見捨てられてしまう。」このような思いを抱えて、痛みを我慢しながらスポーツや部活動をしていませんか?

また、部活動をやっている方であれば、チームの仲間・顧問の先生の目が気になって、なかなか休むことができないという方もいるのではないでしょうか。

 「もっと頑張らなくちゃ!」「痛みがあったって走れるか走れないかは、きもちの問題だ!」と、頑張りすぎてしまう気持ちや焦りは、鵞足炎の改善にはつながりません。

 まずは、鵞足炎ということを認め、無理をせず休んでみましょう。休む時間というのも、大切な時間です。みんなと同じように部活動ができなくても、休みながらでも、仲間の応援をする、仲間の姿を見て学ぶ、早く治してやる!という気持ちを周りに表現する。このような姿勢を忘れなければ、見てくれている人は、絶対にあなたを見捨てません。

 勇気をだして休むこと。難しいことかもしれませんが、あなたの今後のスポーツ人生のためにも、今まで頑張りすぎていた体のためにも、痛みがなくなるまでは無理をせず休んでみましょう。

 ステップ2.痛みがひどくなるのを自ら防いでいく

バツ「痛みがなかなか消えない」と悩んでいませんか?

 現在、改善法の1つとして、

  • 痛みが出るようなマッサージ・ストレッチ
  • 電気治療・超音波
  • アイシング(患部を冷やす)

この3つを行っている場合は、今すぐやめてください。これらは、筋肉がくっついている部分にさらに引っ張りを加えてしまったり、筋肉の緊張をさらに強くしてしまうため、筋肉を柔らかくする必要がある鵞足炎の改善法としては、逆効果になります。

 これらの方法は、病院ですすめられることが多いと思います。あなたの体にあった病院を選ぶことも、鵞足炎を改善していくうえで、大切になってきます。また、病院で改善してもらうことよりも、まずはあなた自身が意識をして過ごすことで、改善していける方法が、鵞足炎には必ずあります。

 ステップ3.負担をかけない、しなやかな体づくり

ストレッチ

筋肉を硬くしやすい姿勢や動きを改善し、しなやかな筋肉、体の動きを身につけることは、鵞足炎以外にも多くのけがの予防になります。

 そのためには、あなたの体に負担をかけない姿勢づくりが大切です。これは今すぐ意識して過ごしてみることで、きっとあなたの体に変化がでてくると思います。

 筋肉を柔らかくするためのストレッチも、鵞足炎の改善法の1つとして重要です。今後、詳しい改善法の記事を書いていきますので少々お待ちください。

 まずは「膝と足の向きをまっすぐにする」。この姿勢を意識して、毎日過ごしてみてください。そして、どのような姿勢で過ごしたら、あなたの体は過ごしやすくなったのか、それとも過ごしにくくなったのか。これらを知っておくためにも、ノートや日記に日頃の自分の体について、メモをしておくことも次の改善法につながっていきます。

 まとめ:鵞足炎が与えてくれた「あなた自身」を見直す時間を大切に

スポーツや部活動が大好きなあなただからこそ、鵞足炎になったことにより、焦ったり、自分を責めてしまいがちです。しかし、鵞足炎になったことは悪いことではなく、今のあなたを変えられるチャンスなのです。鵞足炎になったことで、自分のしていた行動や自分の体の仕組みを見直すことのできる機会になったのではないでしょうか?

 今は、つらい気持ちの方が大きいかもしれませんが、いつかこの「鵞足炎」という経験が、あなたの人生やスポーツをする心構えを変えるきっかけであったのだと、思える日がくると思います。

 今後よりよいスポーツ人生を送るためにも、一度自分の体とゆっくり話しあう時間をつくってみませんか?

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