あなたのお子さんがオスグッドになった本当の原因

サッカー少年

子供が「膝が痛い」というので病院に連れて行ったら「オスグッド」と診断された。初めて聞いた名前でどんな症状なのかもよくわからず不安でしょうがない。なんで、うちの子だけオスグッドになってしまったんだろう?治るものなのか?

そんなお悩みがあるのではないでしょうか?

スポーツが出来なくて落ち込んでいるお子さんを見るとなんとかしてあげたいと思うのが親心です。しかし、自分も聞いたことがない症状だと何も出来ない事にもどかしさを感じますよね。でも、大丈夫です。この記事で、オスグッドの本当の原因お伝えします。本当の原因がわかるとお子さんのためにいま、何をするべきなのかが分かります。

正しい原因を知り、お子さんの笑顔を取り戻してあげてください。

1.オスグットとは、膝のお皿の下が痛くなる症状

オスグッド 症状

小、中学生のスポーツをしている子供に最も多い怪我のひとつで、膝のお皿の下にボコっと骨が出てきてその場所を押すと痛いのがオスグッドの特長です。下記の記事でオスグッドの症状について詳しく解説しています。参考にしてください。

オスグッドの症状|自分がオスグッドなのかわかる3つのポイント

まず、最初にお伝えしたいのが、オスグッドは治ります。確実に治すためには、正しい原因を知り、その原因を最も直しやすい治療を受けることです。しかし、正しい原因を知らないために適切な治療ができずに、お金や治療に通う時間ばかりが奪われ、「治療をしているのになかなか治らない・・・」なんて思う事になります。

オスグッドはヒドくなると痛くて膝が曲げられなくなり一人では学校の階段すら上れない、そんなお子さんも少なくはありません。そうなる前に早めに治療をうけましょう。治療に関しては下記の記事に5つのステップにわけて解説しています。参考にして下さいね。

オスグッドを最短で完治させるための5ステップの治療方法

では、なぜ普通にスポーツをしていただけで膝の骨が出てきてしまったのか?その原因を説明していきます。

2.膝の骨がボコっと出てきた理由は、筋肉の綱引き!?

2-1.一般的に言われる原因は「成長痛」 

病院や整形外科、接骨院で「オスグッド」と診断を受けると多くの場合、原因は「成長痛」または「使いすぎ」と診断されます。そして、シップまたは、電気治療で「とりあえず様子を見てください」の一言で終わってしまいます。しかし、もし「成長痛」や「使いすぎ」が本当に原因ならば、同じように練習をしている同年代のチームメイトは全員オスグッドになってしまうはずです。実際には「オスグッドになる子」と「ならない子」がいます。本当の理由は何なのでしょうか?

2-2. 膝の骨がボコっと出てきた本当の理由は「筋肉の硬さ」

 オスグッドの本当の原因は、「太ももの前の筋肉の硬さ」です。(太ももの前とは、写真で言うと「大腿四頭筋」になります。)

オスグッド 原因出典:https://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/osgood_schlatter.html 

写真で見るとわかりやすいですが、太ももの前の筋肉は、膝下の骨(赤い部分)に付いています。太ももの前の筋肉が異常に硬くなってしまったことでこの膝下の骨をグイグイと引っ張ります。その引っ張りに耐え切れなくなった骨がベリベリと剥がれてしまい「はく離骨折」を引き起こしてしまうのです。
※はく離骨折とは、骨の一部がはがれた状態になることを言います。

 そのため、剥がれた骨がボコッと飛び出てみえるのです。

 はく離骨折という言葉は聞きなれないので、イメージしづらいかもしれません。しかし、骨が折れているわけなので、人によっては服の布が当たるくらいでも激痛がします。外傷がないため、その深刻さが周りの人には伝わらず、理解してもらえないことがあります。そして、痛みをガマンしながら練習をつづけてしまい、気づいたときには深刻な状態に悪化してしまうことがあるのです。

オスグッドが成長期の子どもに起こりやすい理由は、筋肉がついている膝下の骨の出っぱり部分が「軟骨」でできているためにです。強い引っぱりが加わると痛みやすく、剥がれやすいのです。このためオスグッドは「成長痛」と診断され「成長が止まるまで治らない」と言われることが多いのです。

3.あなたのお子さんだけがオスグッドになった5つの要因 

オスグッドが起きた原因は「太ももの前の筋肉が硬くなったから」です。つまり、みんなと同じ練習をしているのに、あなたのお子さんだけがオスグッドになった理由は、太ももの前の筋肉が硬くなりやすい子と、硬くなりにくい子がいるからです。どういう違いがあるのでしょうか。

私達は、その違いを比較するうちに、太ももの前の筋肉が硬くなりやすい子には5つの要因を持っていることがわかりました。また、この5つの要因を改善していかないとオスグッドが治りにくくなったり、せっかくオスグッドが治っても練習に復帰した後、再発してしまう可能性が高くなります。

これから紹介する5つの要因はひとつひとつ改善していくだけでもオスグッドの治りを早くします。あなたのお子さんと照らし合わせながら読んでください。

1つ目の要因|太ももの前が硬くなりやすい子は骨盤が後傾している

太ももの前が硬くなる子の多くは「姿勢が悪い」です。あなたのお子さんも勉強しているときや、ゲームをしているとき、背中が丸まっていませんか?その姿勢が原因の筋肉を硬くしてしまうことを知っていましたか? 

骨盤の後傾

太ももの前を硬くさせやすい姿勢とは「骨盤が後ろに倒れている(骨盤の後傾)」状態です。骨盤とは腰にある骨のことで、背骨を支えている土台、脚の付け根の部分です。骨盤には太ももの前側の筋肉がついていて、骨盤が後ろに倒れると、筋肉がひっぱられるのでパンパンに硬くなります。実際におこなってみてください。 

 骨盤前傾後傾

「姿勢により太ももの前に筋肉が硬くなる実験」

  1. 自分の太ももの前の筋肉を、手でガシッとつかむ(太ももの付け根のあたり)
  2. 手でつかんだまま骨盤を後傾させる(背中を丸めて猫背にする) 
  3. 太ももの硬さを感じたら次は、骨盤を前傾してみる

どちらの姿勢が太ももの前を硬くしたでしょうか?人間の構造上、硬くなる姿勢は、骨盤が「後傾」した時です。

オスグッドになりやすい子は、骨盤が後傾している姿勢が定着しているのでスポーツをする時、立っている時、椅子に座っている時も、太ももの前の筋肉が休む時が無く引っ張り続けられます。

逆に姿勢がいい子は、骨盤が前に倒れています。骨盤が前に倒れた状態は、太ももの前の筋肉が「柔らかい状態」になります。この姿勢で日常生活、スポーツをしている子は、太ももの前の筋肉が硬くなりにくいです。姿勢は意識で直していくことが出来ます。良い姿勢になるための意識の仕方は、「頭を上に突き上げる」ようにすることです。頭を上に突き上げると背骨が伸びて骨盤も前傾します。

普段から、「頭を上に突き上げる」意識で姿勢を良くしておこう!

2つ目の要因|オスグッドになりやすい環境

 環境によってもオスグッドなる可能性が高くなることがあります。環境が悪いと必ずオスグッドになるわけではありませんがオスグッドの原因に関係しているということを知っておいて下さい。

自転車に乗ることが多い環境

太ももの前を鍛えるトレーニングに自転車を取り入れているチームがあるぐらい太ももに負荷がかかるのが自転車です。特にサドルを低くしたまま乗っていると余計に負荷がかかります。もし、自転車に乗るのであれば股関節よりも膝が低くなるようにサドルを調整しましょう。

 睡眠不足

 睡眠がしっかり出来ていないとその日の疲れがあまりとれないまま次の練習に取り組むことになります。疲労が蓄積し続けると限界が来て体に不調や痛みが出てきます。なので、出来るだけ夜ふかしをせずに寝るようにして下さい。理想は10時に寝ることです。

サンダルを履くことが多い

サンダルは、かかとが固定されていないため脱げないように無意識に足に力が入ってしまいます。それにより、足の筋肉が硬くなっていきます。日常的にサンダルを履いていることが多いのであれば一回履くのをやめて普通の靴にしてみてください。

練習の中にケアの時間が入っているか

これは、とても大切です。家に帰ってからケアをするという子供は少ないと思います。特に、オスグッドが起きやすい小~中学校の子供はケアの大切さをわかっている子が少ないため、家でケアをしなさいと言っても自分からは、なかなかケアをしてくれません。練習の中にケアが入っていていることが大切なのです。もし、練習メニューの中に入っていないのであればお子さんと一緒にケアをして大切さを教えてあげる事もいい機会なるのかも知れません。

3つ目の要因|怪我をしやすい体の動かし方

良い動きをする選手は、怪我も少ないです。その選手が怪我をしない理由は、同じ練習をしても負荷のかかり方が違うからです。負荷のかかりやすい動きのポイントを説明しますので一つづつ意識して行って改善出来るようにして下さい。

走る出典:http://run.auone.jp/stepup/memo/15/

腰が落ちたまま動いている 

腰が落ちていると太ももに負荷をかけます。腰が落ちるのは腹筋がないからだと言われていますが実際に鍛えてもあまり改善はされません。腰が落ちながら動いている選手はずっとその動きで動いてきたため自分では、腰が落ちているとは思っていない事が多いです。腰が落ちる原因の一つに悪い姿勢のまま動いていることがあります。ぜひ、先ほどお話した「頭を上に突き上げる」という意識を忘れないでください。

体に力を入れてしまう癖がある

動く時に無意識に体に力を入れながら動く選手は多いです。これは、よく監督からも「力が入ってるぞ」「力むな」など言われた経験があると思います。ただ、そんなこと言われても力を抜く感覚を実感したことがなければ言葉で言われてもどうすれば力が抜けるのかわかりません。力を抜く感覚を感じるためには、ストレッチポールがオススメです。

ストレッチポールの購入方法や使い方については、下記の腰痛の記事の「9:ストレッチポールで筋肉を柔らかくしていく」の項目で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

腰痛の緩和|辛い腰痛を今すぐラクにする9つの方法

身体感覚の乏しさ

これは、かなりレベルの高いことを言います。例えば、身体感覚の良い選手は、練習後に自分の体の状態を気にします。練習後の「違和感」「筋肉のハリ」これを翌日までに残したくない。ケアをしなければ、気持ちが悪いというぐらい自分の体を大切にしています。普段から自分の筋肉の状態がわかっているのです。

それに比べ、身体感覚の乏しい選手は、とりあえず怪我をしたくないからケアをしようという感じです。
もっと乏しくなると「面倒くさいからケアをしないでもいいや」と思います。そして、怪我をしてから後悔するのです。普段、ケアをしていないため自分の筋肉の状態が良いのか悪いのかがわからないのです。「柔軟性が落ちている」、「今日は、太ももがはっている」など筋肉の状態がわかれば運動前にケアやストレッチをして怪我を未然に防ぐ事に繋がるのです。怪我を防ぐためには、常に自分の体の状態に敏感になっておくことが大切であり、あなたは自分の子供にその重要さを伝えていかなければいけないのです。

4つ目の要因|3つの心理的な要因

悩む人(Jack Batchelor)

心は、体にも影響します。こちらも説明していくので、是非参考にしてください。

1.プレッシャーから体が疲労していく

監督からのプレッシャーやレギュラー争いの中で他の子にレギュラーを取られたくない!と焦っているのかも知れません。監督に怒られるのを恐れて「失敗したらどうしよう」と思いながら練習をしているのかも知れません。そのプレッシャーの中で練習をしていたら、体はずっと緊張し続けたままです。心も体も休む時がなく、どんどん疲労していきます。息抜きの機会を作って上げるのも良いかも知れません。

2.お母さん、お父さんの仲が悪い

お子さんの周りの人間関係が良くない事も関係してきます。例えば、良く兄弟げんかを良くしている、部活に嫌いな先輩がいる周りのチームメイトと上手くいっていない、さらに親の中が悪いなどもその子の気持ちは休むことなく緊張しています。部活でも休めない、家でも休めない、その子の気持ちは休むことなくとても苦しいです。

最近、奥さんと喧嘩などはしませんでしたか?子供は親の喧嘩を敏感に受け取るものです。それが体に表れてきたのかも知れませんよ。

3.本当はその部活をしたくない

実は、もう部活を辞めたいと思っているのかも知れません。辞めたいからと言って親に素直に「部活を辞めたい」とは言えないものです。辞めたいという理由は、部活のチームメイトと何か問題があったのか、そもそも練習が辛くて辞めたいのか理由はさまざまですが心の中で「休みたい」と思っていると怪我をしやすくなります。怪我をすることで部活を休めるからです。信じたくない気持ちもわかりますがこれも要因の一つかも知れないので知っておいてください。

5つ目の要因|オスグッドになりやすい練習方法

環境

トレーニング方法は、チームによって様々です。そのことにより、怪我をする選手が多いチーム、怪我をする選手が少ないチームなど、そのチームの練習内容によって怪我をするリスクが変わってきます。

もし、チームの練習を見ることが出来る機会があればどんな練習をしているのかを確かめてみてください。特に、筋力アップ(筋肉の肥大化)だけを目的としたトレーニングを多く取り入れているチームは、怪我をする選手が多いです。

1.筋力アップだけを目的としたトレーニング

  • うさぎ跳び
  • 腹筋・背筋
  • ウエイトトレーニング

適度に筋力を付けることは大切な事ですが負荷をかけて筋力だけつけていくと筋肉が鎧のようになってしまい動きづらくなります。理想とする筋肉は「使えない筋肉」ではなく「使える筋肉」です。使える筋肉とは、必要なだけの筋力と柔軟性があり、筋肉が動きの邪魔をしないということです。筋力up=パフォーマンス向上は=ではないのです。

2.ジャンプ系のトレーニング

  •   ハードル・ラダー
  •   バービー
  •   バウンディング 

などジャンプを繰り返すような動きを繰り返し続けると太ももの前が硬くなりやすいです。

3.ダッシュ→ストップを繰り返す練習

  • シャトルラン
  • 体育館での練習

急な方向転換も太ももへの負荷が多くなります。出来ることなら、膝が痛い時には控えるようにしましょう。

4.オスグッドは、使いすぎが原因?

使いすぎとはどこからどこまでが使いすぎというのでしょうか?使いすぎの基準があるわけではありません。練習で使いすぎだからオスグッドになったというのはあまり要因にはなりにくいです。

みんなと同じ練習をしていてあなただけがオスグッドになったのであればなおさらです。

もし、使いすぎでオスグッドが起きたのであれば使いすぎないようにしなければまた、オスグッドになってしまいます。そうではなく、練習の仕方、負荷のかかった練習をしても怪我をしない体作りをしていくことが大切です。

もう一度、練習内容を見なおしてこの練習が負荷をかけているのではないか?と考える時間をお子さんに作ってあげて下さい。きつい言い方をするようですがオスグッドは、今まで自分の体に向き合ってこなかったことの結果なのです。

オスグッドの時でも出来る!柔軟な筋肉をつける初動負荷トレーニング

メジャリーグ(野球)で大活躍をしてるイチロー選手はご存知でしょうか?おそらく大半の人が知っていると思います。イチロー選手がそれだけ有名なのは、偉大な記録を叩きだしてきたからです。さらにすごいのはその大記録を毎年出し続けているということ。

イチロー選手は、大きな怪我をしません。普段から体のケアをおこたらないからです。

そのイチロー選手が取り入れているトレーニングがあります。初動負荷トレーニングと言います。このトレーニングは、柔軟で軽い力で動かせる筋肉をつけることが出来ます。どんどんパフォーマンスが上がっていくことを実感出来るでしょう。

もし、どんなトレーニングをすればいいかわからないと悩んでいるのなら、ぜひやってみてください。

初動負荷トレーニング公式HP 

4.今すぐできるオスグッドの改善方法は「温める」

今からでも出来ることがあります。それは、「お風呂」お風呂などで体を温めると筋肉は柔らかくなりやすいです。また、痛みが出る動きがわかっていたらその動きをしないことです。これを行うだけでも治療を始めてからの治り方が違います。

ただ、それでも治らない場合は、外からプロに治す為の働きかけをしてもらわないと自分では回復出来ない状態なのかも知れません。出来るだけ、早く治すためにはプロのケアを受けましょう。詳しくは下記の記事を参考にして下さい。

オスグッドを最短で完治させるための5ステップの治療方法

また、この記事の原因を参考にしながら治療をすると治りが更に早いと思います。

オスグッドになったことは、今の自分の体と向き合うチャンスであり、これから高いレベルでスポーツを続けていくのであればケアの勉強は必要不可欠です。この機会に動き方、ケアの方法勉強して下さい。

オスグッドが治り体を大切にすることの大事さを知った時あなたは、怪我をする前よりも成長しているはずです。

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