足先の冷え性|冷えてしまう原因と3つの改善策

「自分の冷たい足にびっくりしてしまう」そんな足先の冷え性。 夜も足先の冷えで目が冷めてしまったり、毎年早くから出来るしもやけに悩まされたり。何かしら対処はしてみているけれど、どれも一時的なもので「私には効果がない…」体質だから仕方がないと諦めている人も多いかもしれません。

しかし、足先の冷え性には理由があります。 私たちの体の仕組みを知り、ひとつずつ対処していくことで体が自発的に温まるよう変化していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1.なぜ足先が冷えてしまいやすいのか?

私たちの体は血液をつかって体温を調節するようにできており、体の部位によって温度が違うことは自然なことです。

例えば、暑さを感じるときは汗をかいて熱を逃がすために、血の巡りを良くして皮膚の表面温度を上げていきます。反対に寒さを感じるときは体内の熱がこれ以上逃げないように、血管を収縮して熱が逃げるのを防いでくれています。

しかし、氷のように冷たいなど一部だけ過剰に冷えている場合は(もしくは温まり過ぎている)足先は自然に起こる生理現象とはまた違った状態であり、体温調節機能がうまく働いていない可能性があります。

1−1.生きるために必要な「内臓」が優先的に温められるから

血液の流れ

(画像:https://117club.jp/post/detail/90/

そんなあなたの体温を調節している血管の99%は「毛細血管」という細い血管でできています。その細さはなんと、髪の毛の14分の1ほど。体中に血液を送り届けるために張り巡らされた血管をすべてつなぎ合わせると、地球の「約2周半」もの長さになります。

心臓から一番遠い「足先」まで血液を送り届けるのは、とても大変なこと。

加えて、上半身には「心臓」やその他の「内臓」など大切な臓器が集まっており、命に関わる内臓周辺から優先的に温めるようにできています。私たちの体は内臓や体の中心部が冷えていると、そこを守るために血液を集めるように働きますから、手足などの末端は後回しになりやすいのです。

1−2.足の筋肉の動きが悪くなっているから

足の筋肉

(画像:http://www.pip-club.com/enjoy/creampan/cause.html

足先まで血液を送り届けるのは大変労力がかかることです。ですから、本来は「第2の心臓」としてふくらはぎが心臓から足に流れてきた血液を押し戻す役割を担っています。ふくらはぎは単体で動くのではなく、足裏ともつながって動きを作っています。

足(足首から下)は大きなひとつの塊としてとらわれがちですが、実はとても精密に作られています。足の筋肉は4層にも重なってできていて、足でピアノを弾ける人がいることからも分かるように、本来は塊ではなくバラバラに細かく動かすことができるはずなのです。

しかし、最近ではヒール・革靴などの常用で、足を柔軟に使いつづけることが難しくなっています。細かく動かすことをしなくなるので、足はひとつの塊のように使われ、足先の筋肉は凝り固まっていきます。その中を通る血管は圧迫され、血の巡りが悪くなっていきます。

さらに、今ではとても便利な世の中になり、エレベーターや車などを常用することが多く、私たちの思っている以上に歩く機会が少なくなっています。足の筋肉は萎縮してしまい、自ら熱を生み出すことができません。

ただでさて、血の通いにくい足先。凝り固まった状態が続けば、自らの力で足先を温める機能は衰退していきます。

あなたの生活でも思い当たることはありませんか?

2.足先が冷えてしまう人への3つの改善策

では、自らを温める力を失ってしまった足先はどうしたら良いでしょうか?

ポイントを押さえることで再び温める機能を取り戻すことができます。毎日少しずつ取り組んでみてください。

ポイント1.温めすぎを思い切ってやめてみる

pieds au chaud

野外で過ごす場合や本当に寒いときは温めることも大切ですが、外側から温めてばかりいると、反対に足が冷えてしまうことがあります。

人間には、急激な変化にも体がついていけるように、体が現在の状態を維持しようとする働きがあります。冷えた体が外側から急激に温められると、体は元の状態に戻ろうとして、元の温度より下がってしまう可能性が大きくなるのです。

とはいえ、今までの習慣を突然すべて変えてしまうのはどうしても辛いと感じることもあるかもしれません。その場合は、一時的な対処法として「首」のつく関節(手首や足首)を温めることをおすすめします。

ポイント2.食べ過ぎをやめる

和定食

ご飯を食べると体がポカポカと温まるイメージがあるかもしれません。しかし、つねにお腹の中に食べ物がある状態だと、余計に体は冷えやすくなる場合があります

食べ過ぎると胃腸に血液が集まり、産熱量の多い骨格筋、脳、心臓の筋肉をはじめ、胃腸以外の器官や細胞への血液供給量が低下するため、かえって耐熱が低下するのである。

『「体を温める」と病気は必ず治る』 著・石原結實 引用

特に、朝は便意を催したり、めやにが出たり、息が臭くなったりと、「排泄活動」が活発になっている時間帯です。できるだけ食事を控えて、消化活動をお休みするのが理想です。

本格的な食事をするのは昼からにして、朝食は食べないか、消化の早いフルーツに変えてみるのも一つの方法です。胃腸に集中していた血液が足先へと届き、足先まで温まりやすくなります。

下記の記事では、冷え性を改善する為の、食事方法についてご紹介していますので、よければ参考にしてください。

365日ポカポカの秘訣|冷え性を改善する意外な食べ物3つのポイント

ポイント3.足の筋肉を柔らかくして血の巡りを良くする

足先の冷えがキツいと感じたときは、靴下を重ねたり外から温める代わりに、足首を回したり、ストレッチをしたりできるだけこまめに動いて「筋肉を動かす」ことを心がけてみてください。筋肉を動かすことで身体の中から熱が生まれます。

どんな動きをしたら良いか分からないという方は、以下の足首回しをおすすめします。

この体操は、足首・足の裏・ふくらはぎのケアになりますので、冷えを感じるとき以外にもこまめに時間を見つけて行ってみてくださいね。

慢性的な足先の冷え性を抱えている方は、足の筋肉が凝り固まっており「そもそも上手く動かない」場合も多いです。最初は温まる感覚がわかりづらいかもしれませんが、根気よく続けてみてください。

3.足先の温かさは自分の中から生まれるもの

ときに、何かに頼って体を温めることが必要な場合もありますが、あなたの体は自分自身を温める力をしっかりと持っています。やみくもに外から温め続けるのではなく、自分の体が今どんな状態にあるのか?それを知ることで足先の冷え性改善につながっていくはずです。

そう言えば、「動いていないところが多い気がする」そう感じる方は、足を温めるための道具を一度手放し、温める道具や方法ではなく、自分の体を動かすことに意識をむけてみてください。きっと体は応えてくれますよ。

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