アトピーの薬|改善するために知っておきたい大切な事

ステロイド

「この薬で良くならなければまた来てくださいね。」なんど病院に行っても、いつも同じセリフと同じ薬の繰り返し。いつまでこんな毎日を続けていくのかと、不安な思いをかかえていませんか。

アトピーの薬は、ステロイド以外にもいくつか種類がありますが、病院ではなかなか詳しい説明をしてもらえないので、言われるがままになりがちですよね。

「あなたの意思」できちんと決められるように、これから、アトピーの薬の種類と、メリット・デメリットについてご紹介します。あなたにとって最適な改善方法を見つけるための、参考にして下さい。 

(画像:http://search.seesaa.jp

アトピーの薬は主に3種類ある

アトピーの薬には、大きく分けて3つの種類があります。今の自分にはどの薬が合いそうかを確認して、病院で提案してみましょう。

今使っている薬の種類が分からない場合は、下記のそれぞれのリンク先に薬の名前の一覧が載っています。

ステロイド外用薬

ステロイドのメリットデメリット

  • アトピーの薬として、おなじみの薬です。ステロイドはよく効く薬ですが、「副作用」の問題で、皮膚科医の間でも「使う」「使わない」の意見がわかれます。ステロイドをやめることをすすめる病院もあるほどです。
  • ステロイド剤には強さのランクがあります。ダラダラ長引かせないように、はじめから強めのランクのものを処方される事もあります。

メリット

  • 赤みをおさえる
  • 痒みをおさえる
  • 刺激にたいして過剰に反応しないようにする

ステロイドを塗ると、すぐに赤みや痒さが引いていくので、苦しむ事なくスマートに症状をおさえることができます。とくに、体液がジュクジュクに出て、真っ赤に炎症しているような、重傷の人にとっては有効です。

デメリット

  • 皮膚が薄くなって、毛細血管が透けて見えるようになる
  • 感染症にかかりやすい
  • 皮膚が褐色になったり、黒ずんだりする
  • 体毛の増加

ステロイドをつかって症状をおさえていくうちに、しだいにステロイドがなければ、肌を保つ事ができないという、「ステロイド依存症」になっていきます。
はじめはアトピーが原因で赤くなったりかゆかったりしたのが、長い間ステロイドをつかっていると、次第にステロイドの副作用と入れ替わっていきます。とくに皮膚の薄い部分には、あまり長いあいだ使うことができません。だんだん強いステロイドが処方されるようになり、さらに進行すると、あまり薬の効果を感じられなくなります。

これを抜け出す為に、ステロイドを辞めることで、ステロイド依存症をなおす方法があります。「脱ステロイド」と言われる方法です。食事や生活を整えながら、少しずつ根本的にアトピーを改善し、ステロイドを辞めていく方法です。

ステロイドの正しい辞め方については、こちらの記事を参考にしてください。

ステロイドがアトピーに不要な理由と改善への5ステップ

ステロイドの入っていない薬(主にプロトピック軟膏)

プロトピック軟膏メリットデメリット

  • ステロイドの入っていない薬の中では、「プロトピック軟膏」が一般的です。
  • その他にも、ステロイドの入っていない塗り薬はいくつかあるのですが、海外では「まったく効果がない」と言われているほど、効き目は低いようです。病院でも積極的に処方されることはありません。 
  • プロトピック軟膏は、ステロイドの真ん中のランクと同じ程度の効き目があります。
  • 症状がひどいときは強いステロイドを使い、ある程度おさまったら「プロトピック軟膏」でキープするというのが一般的な使い方です。 

メリット

プロトピック軟膏は、副作用が出にくいというメリットがあります。

なかなかアトピーが治らずに、長い間ステロイドを使っている人は、副作用の事を考えて、プロトピック軟膏に変更する事があります。プロトピック軟膏は「肌に浸透しにくい」ので、症状が強く出ているところには薬が入っていきますが、丈夫になりかけている皮膚には浸透しにくいのです。アトピー以外のところはあまり害を与えず、長い間使ってもステロイドのような副作用は、出にくいと言われています。

デメリット

デメリットは、ジュクジュクしたところに塗ると、刺激になりやすいことです。ピリピリとした刺激があります。

さらに、プロトピック軟膏は、ステロイドに比べて歴史が浅い薬です。副作用などの安全性がはっきりと認められていないので、2歳以下の子供や、妊婦の方は使用できません。

病院で確認されている副作用の一つに、皮膚が「無反応」になりやすい傾向があるようです。プロトピック軟膏は、体の反応をなかったことにしてアトピーをおさえるので、それは当然の事かもしれません。「炎症はひどくならないけれど、治りも遅い。」そんな印象があります。つまり、「症状がとまる」という表現が一番わかりやすいかもしれません。

まだまだ副作用の問題などもふくめ、観察の必要な薬の一つです。

飲み薬

飲み薬

  • 「飲み薬」は、「塗り薬」をサポートする目的で使われます。
  • アトピーを治すために、単独では処方されません。
  • おもに痒みをおさえるために処方されます。

メリット

今のところ、飲み薬でかゆみに効果があると実証されているのは、塩酸フェキソフェナジン(アレグラ)という、アレルギー薬だけだと言われています。

デメリット

「かゆみ」に有効とありますが、ほとんどの飲み薬は、実際にはあまり効き目がないようです。薬を飲んでいても結果的にかいてしまって、症状をおさえられないこともあります。

健康を脅かす「ステロイドの飲み薬」

ステロイドは、人工的につくった「ホルモン」が入っています。ホルモンを外からむやみに補うと、みずからホルモンを作り出す事ができなくなり、体の健康が害されます。のちに重大な病気を引き起こすことがあります。塗り薬だけでも副作用を心配されているステロイド。飲み込んで体全体にまわることで、体に大きな害を与えます。

とくにアトピーは皮膚の症状ですよね。様々な治療にステロイドの飲み薬が使われていますが、アトピーの場合は、塗り薬で十分まかなうことができます。処方されたら「いりません」と断る事をお勧めします。 

何度も再発してしまう2つの理由

最初は良かったのに、最近では薬も効かなくなってしまい、「このままでいいのかな…」と不安に思ってはいないでしょうか。薬を使ってもアトピーを改善できないのには、2つの理由があります。

理由1:薬はアトピーを「おさえる」だけ

くすり

「アトピーを治す=薬」と思っていませんか?じつはそれは大きな間違いです。たしかに薬を塗ると、カユミもジュクジュクもすっと引いて、奇麗になったかのように見えますよね。けれど、健康的な皮膚をつくるのは、健康的な体があってこそ。

「木(アトピー)を見て、森(体の健康)を見ず」と言うように、病気の根本的な“原因”をそのままにして、ただ皮膚に表れた症状を無理やり薬で押さえ込んでいても、それはその場しのぎにしかなりません。収まったと思ったら、またアトピーが溢れてきて、何度も再発を繰り返します。

薬はアトピーを「治す」ものではなく、あくまでも「おさえる」だけです。

アトピーを改善するために大切なのは、「どうしてアトピーになったのか?」を探していくこと。そして、そのアトピーの原因を解決していくことで、アトピーを根本的に改善する事ができます。 

理由2:肌の生まれ変わりをジャマしてしまう

アトピー

アトピーを改善するには、「傷ついた肌」を「新しい肌」に入れ替えていく必要があります。

たとえば、転んで傷ができた時でも、1〜2週間もすればキレイに肌は生まれかわりますよね。骨折しても、骨を固定しておけば、自然と骨はくっついていきます。このように、あなたの体が傷ついた時、体は自らの力で「回復」しようとする力があります。

この働きは、とうぜん肌にもあります。あなたがアトピーでつらい思いをしているとき、体が「このままじゃまずいな。」と感じると、「治そう」という力が働きます。けれど、薬を塗って何とかしのいでいると、「あれ、治さなくても大丈夫そうかな?」と、肌はなまけるようになっていきます。いつまでたっても肌が強くならずに、アトピーを何度も繰り返します。

アトピーの薬はあくまでも、その場しのぎをしてるだけ。肌が生まれ変わるようにはできていません。

薬がなくてもアトピーは改善できる

病院では、「アトピーは一生治らない。」と言われたこともあるかもしれません。けれど、それは言葉が少し足りていません。正しくは、「アトピーの原因をそのままにしておくと、アトピーは一生治らない。」です。つまり、アトピーは原因を見つけて、一つ一つ解決していけば、必ず改善できるということです。

アトピーは体からのSOS

じつは、ほんの40年ほど前までは、アトピ—になる人は今よりずっと少なく、さらに1〜2年で自然と消えていく病気でした。それなのに、いまではアトピーだけに限らず、アレルギー体質の人たちが増加しています。

「今」と「昔」で大きく変わってしまったこと。それは、自然からかけ離れた生活をはじめたことです。40年前はちょうどバブル景気に入ったころです。昼と夜が逆転してしまいそうな不規則な生活・野菜の少ない偏った食生活・コミュニケーションツールは増えたのに、その一方で人とのつながりをうまく保てずに、ストレスを抱え続ける毎日。体は昔よりずっと不健康になり、丈夫な肌を作れなくなっています。このように考えていると、私たちは昔ながらの日本の生活から、学ぶべき事がたくさんありそうです。

  • 野菜たっぷりの和食
  • 太陽とともに暮らす生活
  • 歩くことが多く、その時々の大切な出会い

アトピーを改善するのは、薬ではありません。あなた自身の生活や生き方です。アトピーはあなたに「たいせつなことに気付いて」とSOSを出しているのかもしれません。もっともっと健康的に。もっともっと生きやすく。そんな生活を送るうちに、アトピーは自然ときれいになっていきます。

アトピーの一番早い解決策は、まずは原因を見つけることです。下記の記事で、アトピーの8つの原因について詳しくご説明しています。よければ参考にしてください。

アトピーの8つの原因|体の力でアトピーは消える」 

まとめ:薬よりも体の健康に目をむけて

「ダニには気をつけてください」「体を清潔にしてください」そんな風に教えられることが多いですが、問題はもっともっと深いところにあります。アトピーはあなたの体の健康そのものを表しています。体を健康にして、ちょっとやそっとじゃへこたれない丈夫な体を作りましょう。そして薬もスキンケアも必要のない、自由な毎日を過ごしましょう。

あなたなら必ず乗り越えられます。

下記の記事で、薬やスキンケアに頼らないアトピーの改善方法についてご紹介しています。「掻いてもいい」「体液は拭き取らない」そんなちょっと意外なのに納得できてしまう、アトピーの改善策です。ぜひ参考にして下さい。

アトピーに保湿は逆効果!肌を再生するための7つのステップ

参考文献

  • 『大人のアトピー性皮膚炎はここまで治る』 (高橋 夫紀子)
  • 『アトピ—性皮膚炎はなぜ治らなかったのか』 (木村 和弘)
  • 『脱ステロイドのアトピー治療』 (松田 三千雄)
  • 『大人のアトピーは自分で治す』 (戸田 淨)
  • 『アトピー完全克服マニュアル』 (赤嶺 福海)
  • 『患者に学んだ成人型アトピー治療』 (佐藤 健二)
  • 『ステロイドは使わない!アトピーはこうして治す』 (丹羽 正幸)
  • 『アトピー性皮膚炎正しい治療が分かる本』 (古江 増隆)
  • 『アトピー治療革命』 (藤澤 重樹)

下記も参考にしてください

  •  筆者について知りたい方はこちら
    「この記事を書いているのは誰なの?」と思った時に読んでください。筆者の自己紹介を含め、アトピー当時の想いや、改善してきた道のりなどをお伝えしています。
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Zigenのアトピー記事は、全て完治までの実体験を元に書いています。
そう、私自身も重度のアトピー患者だったのです。

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