PMSとは?|男女ともに知っておきたい6つの真実

Woman Suffering From Stomachache On Sofa

何だかお腹の不快感や頭痛がひどい時期がある。顔や体がむくんでおしゃれをする気になれない。いつもは気にならない些細なことにもイライラしてしまう・・・。

このような辛い症状に毎月悩まされていませんか?あなたのパートナーや同僚が毎月辛そうな表情をしているのを見たことがありませんか?もしかしたらその辛い症状は、PMS(月経前症候群)かもしれません。

いつもは笑顔で過ごせているのに、月経前になると急に襲ってくる不快な体に不調が起きたり、感情のコントロールができなくなることもあり、「私の体の中では一体何が起こっているのだろう?」と不安になりますよね。

この記事では、PMSの時期に、あなたやあなたのパートナーの体や心の中では何が起こっているのかということをお伝えしていきます。近年、女性の社会進出が進む中、月経やPMSを女性だけが抱える問題として捉えてはいけません。辛い症状に毎月悩まされている女性のあなたも、パートナーや同僚が辛そうな表情をしているのを見て、どうしてあげたらよいか分からないと悩んでいる男性のあなたも、この記事を読んで安心してくださいね。

多くの女性が抱えるPMSとは?

月経前、3~10日の間続く精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに軽快ないし消失するものをいいます。(日本産科婦人科学会)

 日本産科婦人科学会は上記のようにPMSの定義を述べています。

しかし、PMSが現れる時期が必ず「月経前3~10日」とは限りません。後ほど説明しますが、月経周期や排卵期の周期により長い人は「10~14日前」から始まる人もいれば、3日前に少しだけ症状が出るだけの人もいます。PMSも月経と同じように、発症期間、症状には個人差があります。月経も、周りの友人と比べると、月経期間、月経痛の症状も異なりますよね。そのため、「私だけPMSの期間が友人と比べると長い気がする」と不安に思わなくても大丈夫です。

1つ、忘れてほしくないことは、PMSで悩んでいるのはあなた一人ではないことです。小林製薬株式会社の「2012年PMS(月経前症候群)に関する男女の意識調査」では、20代以上の女性の85.9%がPMSを経験したことがあると回答しており、59.5%がPMSについてストレスを感じたことがあると回答していると報告されています。このような背景から、PMSは多くの女性が抱えている悩みや不安であることが分かります。

あなたは一人ではありません。あなたやあなたの友人、パートナーが今より一層輝く毎日を手に入れられるよう、多くの女性が経験する「PMS」について一緒に知識を身に付けていきましょう。

 PMSはなぜ起こるのだろうか

多くの女性が経験するPMSではありますが、もちろんPMSを経験したことがない女性もいます。また、現れる症状の重さや数には、個人差があります。

PMSには排卵を有する女性のみに見られることにより、排卵以後に黄体から分泌されるホルモンの作用が深くかかわっていると言われていますが、詳細は明らかになっていません。排卵を経験している女性はPMSを経験する可能性があるわけですが、実はホルモンの関係だけでなく、PMSが発症しやすい、症状がひどくなりやすい原因というのは、いくつか考えられています。

1.体と心の働きは女性ホルモンによって変化する

先ほどお伝えしたように、PMSには排卵以後に分泌される「ホルモン」が大きくかかわっています。

月経周期グラフ

(参考文献:http://pms-navi.jp/about/about02.html)

女性の体は月経周期というものがあり、卵胞期、排卵期、黄体期を経て、月経が毎月くるようになっています。上記の図にもあるように、PMS発症時期とされている「黄体期」には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2つのホルモンが変動していることが大きく影響しています。では、これらのホルモンはどのような働きをしているのでしょうか?あなたは知っていますか?

①卵胞ホルモンのはたらき

  • 乳房や子宮を発達させ、女性らしい体をつくる
  • 子宮内膜を厚くする
  • 自律神経のバランスを整える
  • 卵胞の成熟を促す

卵胞ホルモンにはこのようなはたらきがあり「女性らしさをつくるホルモン」と言われています。この卵胞ホルモンは、PMSの発症時期の前である「排卵期」に上昇し、「黄体期」には減少する傾向があります。

②黄体ホルモンのはたらき

  • 子宮内膜の厚さを維持して、着床しやすい状態にする
  • 妊娠中の状態を安定させる
  • 乳腺を発達させる
  • 体内の水分を保持する
  • 食欲を増進させる
  • 基礎体温を上げる

黄体ホルモンにはこのようなはたらきがあり「妊娠を助けるホルモン」と言われています。この黄体ホルモンはPMS発症時期である「黄体期」に急激に上昇します。

これらの2つのホルモンが変動することにより、PMSが発症すると言われています。では、これらのホルモンのはたらきがどのようにPMSの症状として現れているのでしょうか?

2.体内に「血液」と「水分」を溜め込み不調を引き起こす

お腹

 排卵期に卵胞ホルモンの働きによって、赤ちゃんを育てるために必要な「子宮内膜」が厚くなります。妊娠し、受精卵が子宮に着床した際に、赤ちゃんを守り育てるための準備です。この子宮内膜は、妊娠しなかった場合は、不必要であると体が判断し、血液となって体外に排出されます。これを「月経」と言います。この「子宮内膜」を発達させるためのホルモンのはたらきが、PMSの症状として現れます。

まず、卵胞ホルモンが子宮内膜を発達させ、それに伴い、黄体ホルモンがその子宮内膜の厚さを維持してくれます。この子宮内膜は赤ちゃんを守り育てるために、最低1センチは必要であると言われています。そのため、あなたの体の血液量は必然的に、普段よりも増加するのです

また、PMSの時期には、黄体ホルモンのはたらきにより、妊娠のために体を整えようと、体内の水分量をためこみます

これらの「血液量」と「水分量」があなたのPMSの症状を悩ませる原因の1つとなっています。血液量が多くなることによって、血液の循環がいつもよりも悪くなります。また、体内の水分量を維持しようとすることで、体内に水分がためこみやすくなります。そのため、体に「むくみ」が生じるようになるのです

後ほどお伝えしますが、PMSの症状には、下腹部の張り、頭痛、脚や顔のむくみなどがあります。これらの症状はすべてこの血液量と水分量による「むくみ」から発症されているのです。

あなたが悩んでいるPMSの体の不調は、この血液量と水分量が影響しています。そのため、PMSが発症する黄体期には、血液や水分の巡りを良くする必要があります。この巡りを悪くしてしまうのは「冷え」です。体が冷えると、血行が悪くなり、血液や水分もたまりやすくなってしまいます。

あなたの体は冷えていませんか?「昔から冷え性だから」といって、体が冷えることを認めてしまっていませんか?「冷え」は女性の体にとって敵です。では、なぜ体は冷えてしまうのでしょうか?冷え性は体質が原因なのではなく、あなたの体の中に原因があるのです。その原因とは何かというのを、下記の記事ではお伝えしていますので、参考にしてみてください。

温めても治らない「ガンコ」な冷え性を引き起こす7つの原因

3.「幸せホルモン」の減少が心を不安定にする

笑顔

PMSの症状には、「セロトニン」という神経伝達物質も影響しています。このセロトニンは喜びや幸せを感じる脳内物質であり、「幸せホルモン」とも言われています。卵胞ホルモンと黄体ホルモンが変動することによって、このセロトニンの分泌量が低下してしまいます。

セロトニンは自律神経をコントロールしている働きがあるため、このセロトニンが不足することにより、自律神経のバランスが乱れ、イライラしたり、急に落ち込んだり、悲しくなったりと、ネガティブな気持ちを引き起こしてしまいます。あなたが悩んでいるPMSの心の不調は、このセロトニンの減少が影響しています。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの変動により、誰もがPMS の時期は、セロトニンの分泌量は減少しますが、その中でも、生活習慣の乱れや、ストレスを抱えることによって、セロトニンは減少しやすくなります。

PMSの心の不調を改善するためには、セロトニンを増加させるための生活習慣を送ることが必要です。今後、PMS改善の記事も書いていきますので、お待ちください。

あなたを苦しめるPMSの症状は全部で数百種類以上

多くの女性が悩むPMSの症状。実は、全部で数百種類以上あると言われています。そのため、症状の種類や数、重さにも個人差があります。では、どのような症状が当てはまると、PMSと判断できるのでしょうか。すべて挙げると、莫大な量になってしまうため、今回は代表的な症状を挙げていきます。

「私のこの症状ってPMS?」と悩んでいるあなたは、まずは当てはまる症状がないかチェックしてみてくださいね。

症状1.何もしたくないぐらい辛い体の不調

まずは、あなたの体に現れる症状を挙げていきます。

下腹部の張り・不快感、腰痛、乳房の張り、眠気増加、不眠、ニキビ・肌荒れ、頭痛、倦怠感(だるい)、疲れやすくなる、首・肩の凝り、食欲増加、食欲低下、便秘、下痢、体のむくみ、めまい、体重増加、微熱、のぼせ

これらの症状がPMSの体の不調としての代表的な症状です。

症状2.性格が豹変してしまうほどの心の不調

次は、あなたの心に現れる症状を挙げていきます。

 怒りっぽくなる・イライラする、自分の感情をコントロールできないように感じる、やる気が起きない・無気力、気分の落ち込み・憂鬱感、物事を面倒くさく感じる、集中力の低下、人に会いたくなくなる、他人と口論したくなる、メールの返信をしたくなくなる、涙もろくなる、不安になる、緊張しやすくなる、自信がなくなる、性欲が高まる、性欲がなくなる、弱気になる、記憶力の低下

これらの症状がPMSの心の不調としての代表的な症状です。

本当にPMS?月経周期に伴うPMSでない病気とは

気をつけなければならないのは、月経周期に伴い症状が出ていても、PMSでない病気である場合です。PMSと似た症状で、月経周期に伴って発症する病気は主に3つあります。区別がつきにくいものもあるため、不安な場合は、一度産婦人科で診察を受けてみることをおすすめします。

①月経困難症

寝込んでしまうほど、月経中にお腹が痛い、下痢や吐き気など日常生活が送れないほどの不調を感じる場合。月経中の重い症状は、「月経困難症」と呼ばれるもので、PMSとは区別されます。

②月経前不快気分障害(PMDD)

PMSの症状の中でも、心の不調が重く、自制が困難で日常生活が全く送れないほど深刻な場合は、PMDDと呼ばれる疾患です。PMDDの場合、月経前になると攻撃的、暴力的になる、あるいは重度の抑うつ感から、自殺願望や自殺行為を引き起こしてしまうことがあります。

③更年期障害

45歳ごろから55歳ごろの女性に見られる症状で、のぼせなどPMSと似たような症状が見られます。そのため、更年期障害とPMSの区別がつきにくい場合があります。生理前以外にも常に、PMSのような症状が継続的に発症する場合は、更年期障害の可能性が高いです。

PMSは体と心の状態を把握するための大切な期間

PMSは月経が始まる前に起こる症状であるため、「月経のための準備期間」と捉えていませんか?もちろん、それは間違っていませんが、PMSは月経の準備だけでなく、あなたの体と心のためにとても大切な症状であることを理解してほしいと思います。

1.あなたの体を守るために、体調を把握するための期間

PMSの症状を感じているということは、もうすぐ月経がくるという合図です。つまり、PMSを感じる=月経が安定している。とも言えます。逆に、いつもPMSを感じるのに今月は全く感じないし、月経予定日になっても、なかなか月経が来ないという場合は、何らかの原因で月経不順になっているか、妊娠をしている可能性もあります。

このように、PMSはあなたの体調管理や妊娠をしているかの目安にもなります。

1つ、PMSが発症する時期が分かる目安となる方法があります。それは、基礎体温を計測することです。先ほどの月経周期のグラフにも書いてあるように、基礎体温は、排卵期に入るに伴って体温が低下し、排卵期が終わり、PMSの時期と言われる黄体期に入ることによって、体温が上昇します。あなたの基礎体温の変化を理解しておくことで、自分の排卵日が特定できますし、自分の体調管理、妊娠の有無等が見て分かることにつながります。

基礎体温の知識や測り方については、下記のサイトを参考にしてみてください。

|テルモ|基礎体温でカラダと話そう

2.あなたの体と心を休め、やさしく接する期間

深呼吸

PMSの時期は本当につらくて、何もしたくない、やる気が起きないですよね。そんなときは無理をしないでください。PMSは体や心がストレスを感じると、症状がひどくなることもあります。そのため、PMSの時期こそ体と心をきちんと休めてあげる大切な期間なのです。

「PMSで休むなんて、甘えだと思われるのではないか」「誰もこの辛い気持ちなんて理解してくれない」このように一人でPMSの辛さや苦しい気持ちを抱えることは、PMSにとって非常に良くないことです。

また、「そろそろPMSの時期だ。また周りに迷惑をかけてしまう」「イライラしないように気を付けよう」というように、PMSが来ることに対し、敏感に構えることもやめましょう。

PMSの時期を把握することは、あなたの体調管理のために大切なことではありますが、異常に構えてしまうことは、あなたにとってストレスとなることもあります。PMSがあっても良いのです。もちろん、症状が軽い方があなたの体や心にとっては一番であると思いますが、PMSがあるからといって、自分を責めたり、無理に不調を隠したりする必要はありません。

辛い、苦しい、寂しい・・PMSのときはさまざまな感情が溢れます。どの感情を持っているときも、あなたはあなたです。まずは、感情をコントロールできない自分を責めることをやめて、PMSを受け止めてみましょう。そして、PMSの時期こそ、日頃の疲れがとれるぐらい、リラックスできる時間をたくさん作り、あなたの体と心にとって、一番やさしいあなたでいてください

PMS はあきらめなければ必ず改善できる!

PMSがなぜ起こるのかということを振り返ると、主な原因は「冷え」と「自律神経のバランス」とお伝えしました。この2つの原因は、あなたの生活次第で良い方向に変えていくことができ、PMSは改善できます。ですから、「今後ずっとPMSに苦しめられていくのか」と諦めないでください。

今後、PMSの改善策についての記事を書いていきます。少々お待ちください。

ノート

改善策をお伝えする前に、今すぐできる方法があります。それは、毎月どのような症状が起きるのか、その症状によってどのように生活に支障が出てしまうのか、症状が重い月は、どのような生活環境なのか、どのような悩みがあったのかを把握しておくことです。把握しておくことで、あなたのPMSの症状をあなた自身が理解することができ、改善もしやすくなります。

PMSを改善するには、まずはあなたのことをあなた自身がよく理解してあげることが大切です。ノートや日記帳。どのようなものでも良いので、毎月起こるPMSについて、まずは記録をしてみましょう。

まとめ:PMSはあなたが一人で抱えるものではない

今回はPMSについて、基本的な知識をお伝えしてきました。

  1. PMSは多くの女性が抱えるものであり、症状や発症時期は個人差がある
  2. PMSの原因は、冷えと感情をためこんでしまうことが影響している
  3. PMSには体の不調と心の不調の2つの症状がある
  4. PMSでない月経周期に伴う病気の見分け方
  5. PMSは月経の準備だけでなく、あなたの体と心を守る大切な期間
  6. PMSは必ず改善できる!

これら6つのことを今回は、覚えてほしいと思います。

そして何より、一番忘れてほしくないことは、PMSはあなた一人が抱えるものではないということです。PMSや月経に関する悩みを理解することは、男女ともに大切なことです。

あなたの周りには、必ずあなたの気持ちを受け止めてくれる人がいます。そして、その気持ちを受け止めてくれる人は、きっとあなたにとって、本当に大切な人なのだと思います。そして、男性のあなたは、パートナーや仲間が辛い、苦しい気持ちを表現してくれたときは、温かく受け止めてあげてください。

決して一人で抱えこむことはせず、あなたにとって信頼できる人、大切な人には、素直に自分の感情を表現してくださいね。そうすれば、きっとあなたの体と心は喜んでくれるはずです。

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